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ピューと吹く!ジャガー 16巻

ピューと吹くジャガー 16 (16) (ジャンプコミックス)ピューと吹くジャガー 16 (16) (ジャンプコミックス)
(2009/02/04)
うすた 京介

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漫画、特にギャグ漫画は長く続ければ続けるほど「マンネリ」となる。どの漫画も避けられない。
一方、「熟成」されるという面もある。読者がキャラや世界観を把握していくと、その漫画ならではの味を読者が安心して楽しめる。変化が加わる事も楽しい。長く続ける事による天丼(同じギャグを続ける)の面白さもある。

長期連載となったピューと吹く!ジャガーも、マンネリを感じながら、それすら楽しめる熟成された漫画になってきている。

悩める元人気アーティスト、ポギーの迷走は16巻ではついに駄サイクル(ネムルバカより)に陥った。

ジョン太夫のねちっこさは女性を口説くときも健在。

ビューティー田村の自身のイメージとピヨ彦から見たものとのギャップから生まれるすれ違い。

いつものキャラたちの活躍が目立った。これまでのイメージ通りに、これまで積み重ねてきたギャグを活かしている印象。

16巻の特筆すべき点は「笛タンク」という競技だろう。笛を使ったカーリングみたいなオリジナル競技で、ジャガーさんが一応きちんと説明するんだけど、何だかややこしい。選手もやたら入り乱れて読者置いてけぼり。「読者置いてけぼりで競技に熱中する選手たち」という図をギャグとして意図的に見せたんだと思うけど、それを6話も続ける、「ジャガー」としては異例の展開。置いてけぼりにも程がある。最後は作者のアメリカ嫌いアピールで幕を閉じるという強引さも含め、「何だコリャ」って印象。

そういう部分の「遊び」が出ているうちはまだまだ楽しめるかなぁと。多分続ければ続けるだけいい感じに熟されていくのでは。ジャガーワールドのキャラクターたちにはまだまだ楽しませてもらえそうだ。20巻30巻と超えて、一部アンチから根も葉もない「老害」という批判が出ても更に読みたい漫画。

その一方、ジャガー以外の漫画も読みたいという気持ちがあるけど、それはジャンプのシステム以上に作者の生産量的に無理だろうな。今みたいに、たまーに連載休んで読みきり、って形がベストかも。
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